2013年2月27日水曜日

[CJ 2010]海洋冒険MMORPG「海之夢」のプロモムービーが摩力游ブースに。どんなゲームなのかを聞いてみ

 上海でMMORPGの開発を行っている摩力游(MOLIYO)のブースに,「」という新作MMORPGのプロモーションムービーが出展されていた。ムービーを見てみると,海洋冒険物のMMORPGのようだ,ドラゴンクエスト10 RMT。  さっそくどのようなゲームなのかをブースにいたスタッフに聞いてみたところ,自社制作の3Dゲームエンジンによる作品で,キャラクターのグラフィックスをカートゥーンレンダリングによって描いた2.5DのMMORPGになるという。  時間の経過やモンスターの出現によって,海の女神が創造した島々の文明が消えていく中,プレイヤーは冒険者として,モンスターを倒し,女神の島を取り戻していくというのが本作の大まかな流れとなる。  プレイヤーに用意された職業は,戦士/魔法師/聖職者/闶工ぃ◤幫瑜扦悉胜驻訾耄─?種類。プレイフィールドは,普通のMMORPGと同じ陸地のほかに,海洋冒険物ということで,もちろん海上が登場。どちらのフィールドにおいても移動と戦闘が行える。  とはいえ,プレイヤーキャラクターは,いきなり海に出られるというわけではなく,陸地でクエストなどをこなしながらレベル10を目指し,クエストを受けて船を手に入れ,海へと漕ぎ出すのだ。序盤の冒険がチュートリアルを兼ねるといったところだろうか。  船は服や鎧といったアイテムと同じような扱いになっており,装備することで海にでられるようになる。なお船は,最初こそみんな同じものを貰うことになるが,成長していくとキャラクターの職業ごとに,大きさや強さなどが異なるという。  また,ボスモンスターなどから,優秀な船乗りが乗った船や,鉄製の船,飾りつけが変わった船(おしゃれ船?)など,さまざまな船が入手できるなど,通常のアイテムドロップと同じノリで,船が手に入るようだ。それにしても,優秀な船乗りが乗った船がドロップされるというのは,どんな状況なのかが気になるのだが,そこはゲームとしてのデフォルメだということで納得しておきたい。  次に戦闘について説明しよう。陸上では一般的なMMORPGと同様に,敵をターゲットして攻撃するが,船での戦闘についてはどうだろう? 海戦と考えると大砲を撃って敵を倒すイメージを持つ人が多いと思うが,対モンスター(PvE)の場合は,陸地と同様の戦闘方法になるという。  そうすると,対人戦の場合は? と疑問に思うのだが,その前に対人戦の可否についても説明しておこう。  本作における対人戦は,同意を得て対人戦用の専用フィールドで戦う“PvP”と,海賊のように通常フィールド上でほかのプレイヤーを襲う“PK”が可能とのことだ。  PvPはレベル15以上になると遊べるようになり,1対1/2対2/4対4/8対8で対人戦が楽しめる。PKは,レベル19以上のプレイヤーが対象で,襲う側も襲われる側も,そのレベル以降は海賊に対する注意が必要となるようだ。  では対人戦での戦闘方式はどうなるのかというと,こちらはまさに海戦といった感じで,お互いの大砲の撃ち合いになるそうだ。  このほか本作の特徴として,師弟システムとクエストがランダムで発生するシステムが実装されているという。  師弟システムは,師匠のプレイヤーがログイン中に,弟子プレイヤーの画面に帆のアイコンがあらわれ,それをクリックすることで,師匠と弟子の獲得経験値がどちらも1.5倍になるというものだ,DQ10 RMT。効果は2時間。一緒にプレイしているときは,まさに帆に風(弟子のクリック)を受けて,順風満帆に師弟どちらもキャラクターの育成が楽しめるといった感じのシステムだ。  一方の,クエスト発生がランダムとなるシステムは,まさにそのままの意味で,同じNPCに話しかけたとしても,クエストが発生しないことがあるというもの。つまり出現頻度が低い,ボーナス的なクエストが隠されており,運がよければそれらに挑戦できるようだ。詳しく確認はできなかったが,それらのクエストはクリアが必須というわけではないので,ゲームの基本進行に影響はないという。  また,本作に交易の要素はないが,一般的な生産システムが実装されており,プレイヤーが生産したアイテムを販売するオークションシステムは用意される。  本作は中国で2010年8月中にクローズドβテストが行われ,10月末に正式サービスが開始される予定だ。海外展開については前向きに検討しているようだが,各国のパブリッシャの動向次第といったところだろう。
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