2013年2月21日木曜日

核戦争後の世界を描くFPS,「メトロ2033」のレビューを掲載。果たして,人類滅亡は食い止められるのか_2

。ただし,これだと主要キャストのセリフには字幕が出るものの,兵士や一般市民といったNPCの発言には字幕が出ない。個人的なオススメは「日本語音声+日本語字幕」で,これならNPCも日本語をしゃべるし,字幕で主要キャストのセリフをフォローできるのでまあ,当然だけど理解度がグッと増す。  ちなみにアルチョムは普段は無口だが,次のステージが始まる前の導入部分や,一部のチャプターでしゃべる声が聞ける。低く渋い声で,世界観にもよくマッチしている。  吹き替えも丁寧だし,字幕のフォントやサイズ,カラーも見やすい。ローカライズは非常に高レベルだ。 その場の空気感を再現したグラフィックスと音響が プレイヤーをゲーム世界へ引き込む  メトロ2033の舞台は,モスクワに実在する地下鉄がモデルになっている。「忠実に再現」というほどではないようだが,グラフィックスのクオリティはかなり高く,光と影の描写が素晴らしい。資源の乏しい世界だけに,地下鉄構内はどこも薄暗く,ほこりっぽい。そのあたりの描写も見所だろう。とにかく雰囲気は抜群に良好で,こういう世界観が好きな人ならグッとくるはずだ。  地下鉄の駅同士は線路でつながっており,レールカーと呼ばれる乗り物で移動する。また,阕蛉·旮钉堡孔凹总嚖鋸娏Δ食h台を装備した戦車もレール上を走るように改造されており,線路は人々の生活に欠かせないものになっている。 義父の友人,“ハンター”に託された仕事をこなすため,アルチョムは旅立つ。駅と駅の間はレールカーに乗って移動するが,ミュータントも多く生息しており危険だ  駅ごとに個性があるのも,面白いところ。例えば,アルチョムの出身駅であるエキジビジョンは,ミュータントの襲撃で負傷者が続出しており,絶望感から駅全体に重苦しい空気が流れているが,ほかの駅へ行くと,住民がウォッカ片手に盛り上がっていたり,活気ある市場があったりなど,ブーツ,場所によって雰囲気が全然違う。本作のNPCはおしゃべりで,ときに騒々しいほどなので,いろんな駅を散策して住民の暮らしぶりを覗くのは,まるで現実に旅行をしているような感覚だ。  本作には暗い場所が多く,フラッシュライトを点けてのプレイが基本となる。それでもやはり視認性は悪く,目を凝らすことになりがち。そのためか,ほかのFPSと比べて3D酔いを起こしやすいように感じた。ちなみにフラッシュライトはつけっ放しにしておくと光が弱くなり,ナイトビジョン(暗視ゴーグル)はバッテリーが切れると暗視装置が停止して,ただのゴーグルになってしまう
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