。一般的なダンジョンRPGと比べ,キャラクターメイキングの楽しみが弱い本作だが,サブクラスシステムを軸にしたパーティ編成は,実に奥深く魅力的だ。生徒達の外見や性格,ベース/サブクラスなどを考慮し,自分だけの円卓の生徒達を育ててみよう。 ダンジョンRPG市場の裾野を広げうる意欲作このジャンルに抵抗がある人にこそ遊んでほしい パーティメンバー候補を固定することで,キャラクターメイキングの煩わしさを和らげ,魅力的なキャラクターを多数登場させることで,ストーリーを丁寧に進行させていく。そうしたライトユーザーへの配慮をふんだんに盛り込むことで,ダンジョンRPGとしてのハードルを下げることに成功している「円卓の生徒」。一方で,キャラメイクの楽しさや,ゲーム世界に放り出されるスリルはややスポイルされてしまっているが,アイテム収集やキャラクター育成といったダンジョンRPGの本俚膜蕵Sしさは,しっかりと継承されている印象だ。 戦闘バランスは,ユニオンスキルの存在などもあって「お手上げ状態」になるほどの手強さはないものの,物理ダメージが若干抑え気味のチューニングになっており,メイプルストーリー RMT,攻撃側/防御側の属性や,前衛/後衛の概念,スキル/スペル/ユニオンスキルを使うタイミングなどをしっかりと考慮する必要がある。手応えは十分だ。 物理攻撃一辺倒で攻略できるほど甘くないことは,序盤の戦闘でも十分実感できる。パーティメンバーの選定や装備のチョイス,スキル/スペルの使い所の見極めなどが重要になるゲームバランスは,一度理解すればクセになること請け合いだ リングコマンドの使い勝手を含めた操作性も良く,総じて満足度の高い本作だが,不満がないわけでもない,arado rmt。まず気になったのはテキストの小ささだ。これは使用しているモニターにもよるのだろうが,とくにバトル中のウィンドウ/テキストがかなり小さいため,情報が把握しづらいのだ。ただしこの点に関しては,エクスペリエンスが修正パッチを開発中とのこと。そう遠くない時期に改善される見込みだ。 また個人的には,キャラクターにボイスがない点が残念だった。例えばイベント時だけでもボイスがあたっていれば,生徒達の個性がより際立ち,さらなる盛り上がりが演出できただろう。ライト層へもアピールできる作品に仕上がっているだけに,その点に関してはややもったいないと感じた次第だ。作品のコンセプトにもよるが,でも語られていた次回作では,その辺りにも期待したいところである
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